TOEIC受けてきました
最近TOEICを受ける機会があった。さすがに久々なので、あらたに参考書一式購入して挑んだ。結果はどうにかこうにか900点超えて935点。昔ほど若くないこともあってか、TOEICのスピードについていくのに一苦労。単語覚えるのに一苦労。色々と自分の能力の衰えを感じさせるものだった。
それはともかく、今日は、私がTOEIC再チャレンジに使った参考書のレビューでもしようと思う。ちなみに参考書は平積みになっていたものをパラパラっと見て、感じの良さそうなものを適当に買ってきただけで、前評判とかは一切聞かずに購入している。
①単語帳
Jリサーチ出版「TOEIC TEST 英単語スピードマスター」
私のおすすめ度:★★★★★
単語帳なんてどれも同じ・・・・と思っていたのだけど、これはずいぶんと良い単語帳が出てきたなという印象。各単語ごとに類語が豊富にあるので、単語と単語を結びつけて覚えやすく、記憶の定着に役立つ。ここまで類語に力を入れている単語帳はなかなか見ない。自分が自作単語帳でやりたかったことがこれ一冊でほとんど全てできてしまう感じ。さすがはベストセラー。
しかし問題も、いくつかある。まず、英語と日本語が混在してレイアウトされているため二つ折りにして暗記チェックすることが出来ないことが致命的。付属の赤フィルムで和訳部分を見えなくすることが可能だけど、逆が出来ない。英→日の一方通行だけでは暗記深度に不安が残る。もうひとつは単語レベルが低いことも問題。860点とか、もうすこし低い点数をイメージして作られているように感じる。このあたりは、基本単語は本書+ハイレベル単語は自作単語帳で補う、という使い方で対応すれば良いと思う。私の場合、既にある程度単語を覚えていたこともあったので本書は基本単語の総ざらい用に限定し、公式問題集などで知らない単語があれば自作単語帳にメモ、というスタイルで勉強した。
ちなみに、兄弟書に「TOEICTEST英熟語スピードマスター」というのがあるが、これは全くオススメしない。1400熟語をせっせと暗記に励んだが、試験に出たイディオムはほとんどなかった。イディオムならば「英単語」スピードマスターにも200程度掲載されているがこれで十分。
結論
「TOEIC TEST 英単語スピードマスター」+自作単語帳でOK。
「TOEICTEST英熟語スピードマスター」はマニアックで効果薄い。
②文法・リーディング
Jリサーチ出版「新TOEIC TEST 英文法・語法 問題集」
Jリサーチ出版「新TOEIC TEST リーディング 問題集」
私のおすすめ度:★★★★☆
TOEICは英語の実力以外にスピード・時間配分によって点数が大きく左右されるのは皆さんご存知のとおり。ある程度実力が付いてきたときに一番不安なのは、本番での時間不足。そこで、本書はかなり効力を発揮する。
それぞれ模擬テストが数回分収録されている。「英文法」の方はPArt5,6部分だけが7回分。「リーディング」はPart7が4回分。どちらも本番とほぼ同じ難易度で、手軽に模擬試験ができるようにつくられている。TOEICテストをフルで受けるとなるとかなり長時間かかるので、デイリーの勉強でこれを繰り返すのはあまり得策とは言えない。集中力を食うばかりで間違い箇所の復習もやりにくいし、なによりも公式問題集(高い!!)は本番前の実力確認用に取っておきたいもの。そこで、本書を使って時間配分のトレーニングをすオススメする。
私はひさびさに公式問題集にチャレンジしてみたところやはりリーディングセクションの時間がぜんぜん足りなかった。そこで本書を利用して、本番の時間配分を身に叩き込んだところ、本番でも時間が少し余るくらいの調度良い配分で問題が解けた。また、間違った問題は全てチェックしておき本番前にもう一度再確認するようにした。これも、点数アップに寄与した(と思う)し、なによりも本番前の「ケアレスミスしたらどうしよう」「また同じ間違いをしたらどうしよう」という不安を大いに軽減することができたと思う。
結論
オーソドックスで良い問題集。
時間配分と実力アップの両方が可能。
あと定番ですが公式問題集は3冊解きました。今日はとりあえずこんなところで。

英文解釈の技術100 新装改訂版…
英文解釈の技術100 新装改訂版を使ってみた感想です。…
[...] そして、イディオム。こうやって分析してみて、自分はイディオムが弱いんだということがあらためて良く分かりました。イディオムって覚えにくいんですよね。某所で「熟語専用のテキストなんていらない」という趣旨のことを書きましたが、990点を目指すならば熟語用のテキストも必要と言えるかもしれません。このへん、どのように勉強を進めるかは今後じっくり考えていきたいと思います。 [...]