TOEICで900点とるために必要な文法力

TOEIC 600点以上の人=TOEIC900点対策文法問題集x1

TOEIC 600点以下の人=通常レベルの文法問題集x1

センター試験などの大学入試に比べると、TOEICの文法はレベルが低い。あまりマニアックな用法は出題されないし、直感で選んでも正解にたどり着くことも多い。逆に、TOEIC900点をとるためには、絶対に落としてはいけないポイントでもある。できるかぎり100%の正答率を目指したい。

しかし、30日間で900点をとるためには相当の時間を単語・リスニングにかけなくてはいけない。よって、少ない時間で文法を仕上げる必要がある。そこで、文法書は1冊のみとし、一日に掛ける時間も30分以下と短く抑えることとする。単語の学習やリスニングなど、英語にたくさん触れることでTOEICの文法力は案外向上するものだ。

toeicで900点とるために必要な文法問題集

文法対策は1冊でOK

文法は、TOEIC800〜900点対策を銘打った文法問題集を1冊マスターすればよい。なぜかどの文法問題集も240ページ程度なので、1日あたり8ページ解いていけば良い計算だ。文法に自信がない人、例えば現在完了がなにか分からないという人は、900点問題集ではなくよりターゲットの広い文法問題集を攻略すればよい。実は、あまり高難易度の問題集を選ぶ必要はないのだ。難しい文法をやる時間があるなら、単語やリスニング量の向上に時間を割いた方がよい。文法問題集の選びかたや文法力の伸ばし方については、文法力のカテゴリに記事をまとめておくので、そちらを見て欲しい。オススメの文法問題集はこちら。TOEIC990点対策をうたうものは案外使えないものが多い。800点〜900点と表記のあるものが良い。
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短文穴埋め問題を解くときのスピード

1問あたり20秒

短文穴埋め問題

  • 40問
  • 15分(目安)
  • 不完全な文章を完成させるために、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。

ここで文法的知識よりも重要になってくるのは、スピードだ。TOEICは緻密な文法知識よりも、直感が優先される場合が多い。短文穴埋めはその最たるものである。また、ある程度難易度の高い問題についてはじっくり考える事をやめて、早めに見きってしまう割り切りの良さも重要だ。短文穴埋め問題は、40問で15分、1問あたり20秒を目安にサクサク解けるようになろう。そこで便利なのが2択ヤマカン法だ。

2択ヤマカン法

消去法で解く場合、はじめの2つは容易に消去できる。大抵の問題は3つめの選択肢もすぐに除外できるので正解を選ぶことができるが、少し難度の高い問題になると最後の2択で悩むことが多い。ここで悩みすぎるとあっという間に1分位は過ぎてしまうだろう。そうなると時間がなくなり、解けるはずの問題も解けなくなる。30秒悩んで解けない問題は、2分悩んでも解けない。これではTOEIC900点は厳しい。だから、最後の2択で迷った場合、ヤマカンでいいから数字の若い方を選ぼう。80%の問題を正解して、残りの20%に2択ヤマカン法を適用すれば、全体としての正答率は90%になる。

日頃の文法問題集を得くときはゆっくり時間をかけて解いても良い。だけど、一週間に一度はストップウォッチで時間を計りながら解こう。そして2択ヤマカン法を使うべきか否か、勘を研ぎ澄ませておくのだ。

長文穴埋め問題を解くときの時間配分

1問あたり40秒

長文穴埋め問題

  • 12問
  • 8分(目安)
  • 不完全な文章を完成させるために、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。

    後々のことを考えると、長文穴埋め問題は12問を8分(1問当たり40秒)でクリアする必要がある。問題文は全文読む必要はない、というよりもむしろ、読んではいけない。前後の文構造をみて、その単語が文法的に当てはまるか、意味がふさわしいかをみて判断すれば大抵は事足りる。ここで重要なのは、その単語の意味を知っている必要があるということだ。単語の意味を知らなければ正解にたどり着かない問題も多い。TOEICは単語に始まり単語に終わると書いてきたが、まさしく単語力=得点力なのだ。

    TOEICの文法は単語とリスニングで伸ばす

    TOEICの文法は8割が中学レベル

    TOEICの文法問題はセンター試験の文法よりもよっぽど簡単だ(ちなみに私はセンター試験は6割強)。日本全国の高校生を悩ませる仮定法はTOEIC文法問題ではほとんどお目にかかることがなく、万が一出てもヤマカンで逃げきってしまってもいい。分詞構文もほとんど出ない。TOEICでは5文型、時制、関係詞などの中学英文法と、諸単語の用法についての問題が全体の80%くらい占める。細かいことをいいだすともっと問題のパターンはあるのだが、まぁどれも似たようなもの。

    中学英文法の基礎知識は問題集をセコセコ復習してなんとかするしかない。忘れている文法知識があったら覚えなおせばいい。知らなかったことが有ればすぐ覚えよう。すくなくとも平均して80%の正答率が出る程度までは文法をやる必要がある。リスニングの難易度に比べれば全然楽勝はなずだ。

    一方すぐには対応出来ないのが単語の用法問題だ。forの前にforと相性の良いknownを選ばせたり、quarrelのあとにoverを選ばせたりする問題や、4つの動詞の中から文脈にもっともフィットするものを選ばせるタイプの問題がよく出る。これらは、単語の意味や用例を知らないとどうしようもないため、一朝一夕でどうこう出来る問題ではない。しかし、逆に言えば知っていれば済む問題ばかり。TOEICにはこういった単語の相性問題ともいうべき問題がセンター試験に比べて圧倒的に多い気がする。やっぱり単語が重要なのだ。日頃から用例に気を配って単語を暗記することがとても重要だということだ。

    900点とるために必要なのは”勘”

    TOEICで900点取りたければ、文法では最低でも90%以上正解する必要がある。リスニングが苦手な人の場合は95%は欲しい。90〜95%の問題を確実に正解するにはいわゆる中学英文法より高度な文法的知識が必要らしく、これをマスターするのは相当時間がかかるようだ。いわゆる普通の勉強法では900点を目指すのにじっくり時間を掛けるが、それはこの+10%を取りこぼさないためだという。しかし、そんなことをやっていたら30日で900点取れるわけがない。

    実際は90%の問題をバッチリ解く必要はない。中学英文法と諸単語の用法でクリア可能な80%をしっかりと正解しておき、残りの20%を2択まで絞り込む”勘”さえあれば、最低でも90%正解することが出来るからだ。なので、結局のところ80%を確実に抑える基本文法の知識と、”勘”の醸成がTOEIC90o点突破の最短コースとなる。

    単語とリスニングで文法の”勘”が育つ

    ではどうやってその”勘”を育てたのか。それは紛れもなく触れる英語の量と質である。漠然としすぎていて読者の方には申し訳ないが、たった30日とはいえ大量の英語に密にふれることで”勘”は醸成可能なのだ。

    例えば、単語を大量に覚えることで、どの単語にどういった前置詞がつきやすいかを徹底的に覚えこむ。不思議なもので、ある程度自分のなかで単語リストが増えてくると、新出の単語についてもどういった前置詞が使われるのかなんとなく分かることがある。私は英文学者ではないのではっきりとしたことは言えないが、おそらく英単語にはいくつかの類型があるのだろうと思う。

    特に効果があったのはリスニングだ。リスニングでナチュラルな英語のリズムを学んでいるうちに、文型や時制、関係詞に強くなった気がする。特に種々のパターンがあり中学英文法ではカバーしきれない副詞(句)の用法に強くなった。どうしてリスニングで副詞(句)に強くなるのか?といわれればちょっと回答に窮する(私は英語の専門家ではないので、申し訳ない!)が、たぶん英文の修飾・被修飾にありがちな定型パターンが頭に叩き込まれていったのだろうと思っている。「いや、この流れでここに入ってくる語群は節でなくて副詞句だろ」といった具合の”勘”が育ったのだ。結局文法での間違いも減った。人が言う「英語脳」とはこういうことを言うのかな、と今になって思う。

    あと、量という意味では気分転換に朗読したり、youtubeの動や映画を見たりwikipediaの英語版をブラウズしたりといったアイディアも、功を奏した可能性があると思っている。

    80%取れたら文法問題は放置

    単語とリスニングの勉強を優先させておいても文法の得点は微増するのだと言うことだ。だから、80%取れるようになったら文法はある程度放置して、単語力の増加とリスニングに力を入れよう。私の勉強法では最後の追い込み時期にはほとんど文法問題をやらないことになると思う。たとえその時期に単語とリスニング対策に明け暮れたとしても、少しづつ文法の間違いが減っていくはずだ。

    遊びながらTOEIC対策

    ※今回の記事はとりわけ特殊です。

    ストレス解消には遊ぶのが一番

    正直、これだけ勉強すると、ストレスのあまり「アーーーーーっっっ!!」となることシバシバだ。私の場合は、勉強した分だけ遊ぶをモットーにしていたので、4時間勉強したら4時間は遊びたいと思っていた(もちろん毎日そんなことしてられないけど)。ただ、やぱっり英語に関係のない遊びをすると、時間がもったいないとも思っていた。そこで、前から好きだったゲームの英語版を買うことにした。

    CivilizationIV

    Sid Meier's Civilization IV: Complete (輸入版)

    CivilizationIVはゲームオブザイヤーを獲得した超有名作。自文明を強くし、富国強兵を重ねて覇者になるという戦略級ストラテジーゲームだ。このゲームはその中毒性の高い面白さで有名(Amazonのレビューを見て欲しい)なのだが、英語が豊富で教材としても最適なのだ。currency, feudalism, theologyといった社会制度関係の単語はTOEIC内外問わず有益だし、Great Wallsなどの歴史用語、stableといった現代でも使う用語も大量に出てきて、かなり語彙を増やすことができる。かつ、ゲーム自体が面白いので各用語に興味を持って接することができる。興味をもった単語はついつい覚えてしまうものだ(美人の名前の方がより頭に残りやすいのと一緒)。ゲーム内にはCivilopediaと呼ばれる用語解説辞書が付属しており、それを読むだけでも面白いし、そうこうしているうちにどんどん語彙が増えていく。

    あと、ゲームの進行中に幾種類もの格言音声が流れる(スクリプトも出る)のだが、それがとても良いリスニングの訓練になる。

    “It is entirely seemly for a young man killed in battle to lie mangled by the bronze spear. In his death all things appear fair.”
    - Homer

    “Give a man a fish and you feed him for a day. Teach a man how to fish and you feed him for a lifetime.”
    - Lao Tzu

    “Words have the power to both destroy and heal. When words are both true and kind, they can change our world.”
    - The Buddha

    などなど。それぞれの言葉自体有名なものなので、知っていると周りから関心されるし、内容自体も哲学的で考えさせられる。そしてなにより名言だけはあって、どの文章も極めてrhetoricalだ。良質の英文の宝庫と言える。これらのワードを聞き、口ずさむうちに、自然と良い英語のリズムが身につくはずだ。(うえから順に、ホメロス、老子、ブッダの言葉)

    そして、このゲーム気分転換法の最もオススメなのはオンライン対戦。英語版を買うと英語圏のオンラインサーバにつながれる。一旦オンラインゲームが始まれば、強制チャットが始まるわけだ。このゲームは人の裏を書いたり騙し合ったりするのが一つの楽しみかたなので、結構みんな話しかけてくる。それに答えたり、逆に積極的に騙したりしているうちに、英語に慣れ親しむことができる。何よりのミソは、スピードが重要ということだ。ゲームの展開は早く、操作をしながらチャットをするので、ゆっくり相手の文章を読む暇もなければ、書く暇もない。まるでTOEICテストのごとしスピード感。私の場合このゲームのおかげでずいぶんとスピード感が研ぎ澄まされた気がする。

    Sid Meier's Civilization IV: Complete (輸入版)

    Civ4オススメです。

    ※もちろんこれは遊びなので、勉強時間にはカウントしないように。

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    イングリッシュジャーナル2012年4月号
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